鹿児島のPADIダイビングショップ|ラ・ボンバ

ピグミーシーホースって


朝一でピグミーシーホースを撮りに行ってみました。

なんだろ、昨日の夕方、いきなりこの魚の表情、撮りに行きたくなったんですー

ピグミーシーホースてのは、タツノオトシゴの仲間で全長3センチに満たないかなりちっちゃい生物なんです。

行ってみると、2匹一緒に背中向けてます。左の写真。わかりにくいので、下に1匹ずつ緑の線と青い線で囲ってみました。

 

 

 

 

 

緑の子は横向いているので、右の目がこっち向いてます。左の子は完全に背中向けてます。

それ以外の部分、濃いピンクのところは「ヤギ」とか「イソバナ」と呼ばれる「珊瑚」の仲間です。「ピグミーシーホース」たちは、この「イソバナ」に尻尾を巻き付けて生活しています。

 

 

さて、背中ばかりでは、面白くないので、前に回ってみます。

 

 

裏側に回り込むと、顔がこっち向いてました、

お腹も大きく張り出してる感じです。

きっとお腹の中には、子供たちがいるんでしょう。

今日は、顔面のアップをポートレートのように撮りたいと思っていて。

 

顔は、100マクロでは、さすがに拡大できる範囲ではないです。

肉眼でも、確認しにくいですが。

それでも、この生物の顔面の模様と目と口をはっきりと誰にでもわかるように挑戦してみました。

自分の魚顔面写真の、「キマリ」は

1、目が両方見えていること→水晶体が見えていて、その水晶体にピントがあっていること。

2、口があること→できれば、捕食などのアクションがあること。最低でも開いていてほしい。

3、肌めがはっきりしていること→肌にきっちりとピントを合ってること、かつ、魚の肌の表現ができてること。

の3点なんです。 

で、今回のピグミー君の顔面写真

上の写真の顔面をフォトショップで切り取ってます。

 

 

うー

目と水晶体は、ギリですねー。

向かって右の目(本人の左目)の水晶体ドームが見えてピントも合ってるから、まーーーー。

口は、むむむ、見えてる程度。ただの穴っぽいから、まだまだですね。何かを捕食する瞬間なら、もっとドラスチックな絵が撮れるはずですが、この生物の捕食シーンは、まだみたことはないです。

肌は、うーん・・まあ・・って程度ですかねー

ということで、満足ではないですねー。まだまだ修行が足りない・・・

 

この写真を撮るために、ナイトロックスの12ℓ準備しました。

酸素32%なら、30mに20分滞在できます。これは深場写真には絶対有利。楽しめます。

今日は、この「ピグミーシーホース」君の呼吸を数えることができました。1分間に約180。人間のやく3倍ですね。体がちっちゃいから、呼吸もたくさんなんでしょう。きっと。。

できれば、動画も撮りたかった。エラがヒコヒコしてるところ。

「ピグミー顔面写真を素敵に撮る修行」。まだまだ続きますねー。