鹿児島のPADIダイビングショップ|ラ・ボンバ

6月19日 くまのみ産卵のはなし


起きた時は曇りだったけど、今はシャーシャーと雨。気温上がるかな?

前回登場の「イボヤギヤドリイトカケ」くんが食べちゃうヒトが下の写真「イボヤギ」さん。珊瑚の仲間で、比較的浅場にいます。

 

 

 

 

 

 

綺麗な黄色が目を惹きます。潮のよって、こんな風にポリプの触手を伸ばしたり、引っ込めたり。熱帯魚水槽に入れるのか?昔はとってる人も多かった。今は、さすがにいないけど。

さて、今日は「クマノミ」さんの産卵状況をレポート・・・

クマノミさんの全体写真がない・・・撮っとくべきだったなーと今更、反省ですわー

で、初めは卵を守るクマノミさん。こんな感じで、卵がある間中、胸鰭などで、新鮮な水を送り続けてるわけです。クマノミさんの場合は、オスメス共同でやってます。

 

 

 

 

 

 

クマノミさんの産み場所は、棲んでいるイソギンチャクの脇、というか、イソギンチャクを無理くり退けて、整地して、産みつけます。

 

 

 

 

 

 

上の写真は、別の卵ですが、産みつけて、まだ新しい卵です。ので、色が赤っぽく、卵はまだ、楕円球みたいな感じです。その後、日が経つにつれ、暗い色になっていきます。

 

 

 

 

 

 

初めの写真の卵に印をつけてみました。赤で囲っているところが、卵です。

 

数日すると目ができてきます。

 

 

 

 

 

 

こうなると、ずいぶん、卵っぽくなっていて、

孵化もまじかです。

満潮の夕方に、ひとつづつ、ぽやーぽやーって感じで、海面に向かって、上がっていきます。生まれた子供たちはしばらく浮遊する生活です。夕方に孵化するのは、多分、捕食者に見にくい時間帯だからと思われます。

再び、イソギンチャクを目指して、降りてくる日までは、浮遊生活なわけです。

ちなみに、同じイソギンチャクにいるクマノミさんたちが、血縁があることは、ほぼないと考えて良いです。見ての通り、一回の産卵で数千の卵が孵って、その後、食べられたして、少数がイソギンチャクに降りてくるわけですが、その間、海面近くで流れに乗って、移動するので、自分が生まれたイソギンチャクに戻ってくるなんてことは、なかなかできないわけです。

ただ、この説は、そのように「本」もしくは「ネット」に書いてあったから、それを読んだ私が、そう覚えているだけで、もしかすると全員兄弟かもしれないですよね?全員でなくとも多数とか?大体、水中での生物の営みなんてのは、今まで、研究する方法さえなかったのですから、まーよくわからないものだと思うのです。

と、ここまで書いて、自分って くどいわー って思いました。ごめんさない。

今日は、ダイバーにはお馴染み、みんな知ってることの、おさらいみたいなことでしたが、

次回は、「ゴンべ」って魚を見てみましょう。いろんな「ゴンベ」さん、君たちが坊に居て、探すと楽しいですー ありがとう。では。