鹿児島のPADIダイビングショップ|ラ・ボンバ

5月11日 


こんにちわ

雨です。GWも終わってホッとしてます。

写真は、イカの産卵シーンです。

 

 

 

 

 

 

水中はこれから春になって行って、生物たちは繁殖の季節なのですわ。

繁殖を水中で観察するのって、けっこう楽しいです。

産み付けられた卵は

 

 

 

 

 

 

これ。真ん中に白く見えてます。

この「木の葉っぱ」は、「イカシバ」って言って、アオリイカが産卵しやすいように

人工的に、季節になると、毎年、沈めるもの。山の木を切ってきて、砂袋の重しをつけて、沈めてます。

で、卵は、みての通り、白くて、えんどう豆みたいに鞘に入ってる・・けど

鞘は柔らかくて。他の生物の攻撃に負けて、すぐに破れそうだけど、これが見た目に反して、けっこう丈夫。自分も試しに破ってみたことがあるけど、かなり破れない。鞘の中には4〜6個くらいの卵が入っていて、透かしてみると、それぞれ、小型イカの形になってます。

産卵は、オスメスのペアでやる感じで、

大きなオスが、卵を産むメスを守ってる風。メスがイカシバに「足」を突っ込んで行って、

足の間(腕というべきか)から、卵を一房づつ出して、イカシバの硬い部分(主に枝・・木質のところ)にくっつけていく。

・・(余談だけど、イカの足っていうよね。イカの腕とは、なかなか言わない・・けど、使用方法的には「腕」だよね。獲物捕まえたり、交接したり、卵を産み付けたり・・ので、図鑑に表記してあるときは腕って書いてあるような・・・しかし、ゲソっていうとやっぱ足って感じしますよねー)

 

 

それをオスは、上空から周りの外敵をチェックしながら(自分が写真撮ってる時は、自分を目で威嚇してるように見える)見守ってる。もし、他のペアがやってくると、敢然と立ち向かって、追い払う。しかし、たまに仲良く一緒に産んでる場合もある??どんな攻撃基準があるのかは、不明だー。

アオリイカは、こんな産卵だけど、「こぶしめ」などの「コウイカ」類の卵は、

こんなふうな「鞘」型ではなくて、一個一個になっていて、ビー玉をティッシュで包んだみたいな形。

それを珊瑚の隙間なんかに丁寧にひとつづつ産んでいく。

これもかなりな感動シーンで、みると嬉しい。

このとき、オスは、われわれに対して、身体の半分を威嚇色にして、牽制してくる。半分だけ攻撃的な色で、後の半分が、メスに好意的な色っって。。

今年はコウイカ産卵撮れるかなーー

イカの産卵説明してみたけど、わからないことあるかなー?

あったら、ご質問お願いします。ではねー