鹿児島のPADIダイビングショップ|ラ・ボンバ

6月14日 かわいい珊瑚殺戮者


雨です!今日も雨

予報では大雨。まー梅雨ですからねー

今、一番気になってるのは、爪が伸びていて、キーボード打つのが勝手悪ーってこと。爪の長い女性の方々は、どうしてるんでしょうかねー。

さて、今日は背筋も凍るオカルトチックというか13日の金曜のジェイソン的な殺サンゴ者の話。殺サンゴ者っていえば、誰でも思いつくのが、「オニヒトデ」くんですよねー。形といい、行動、生態、どこをとっても、殺サンゴ者NO1です。次が「レイシガイモドキ」くんですか?彼らも珊瑚全滅に寄与しますからねー。ダイビング屋の敵です・・・しかし、まーほんとの殺サンゴ者はヒトですよね。海岸の埋め立てなんて、「オニヒトデ」さんの比ではないです。が、まーヒトは後回しにしましょう、話が進まなくなるので。

その殺サンゴNO1のオニヒトデ君の殺戮っぷり姿を凌駕するオトロシイかっこで珊瑚の仲間「イボヤギ」さんを食っちゃうヒトがいるって話です。

その方は「イボヤギヤドリイトカケ」くん。この名前、全部カタカナにするのに3回変換しなきゃならないくらいめんどくさい名前ですが、そんなことはどうでもよくて、

姿は、「黄色い小さい貝」です。黄色が強くくて、「まっキッキ」くらいな黄色です。水中でもよく目立ちますが、ちっちゃいので見逃しがちです。一見ウミウシっぽいですねー

サイズは1センチないくらい。ちっちゃいですよー

初めて見たのは、坊で潜り始めた頃で、岩の壁の暗いところで、水深は浅い10mくらいでした。まーその後も見かけるのはそんな水深です。初見の頃は、どんなやつかは知らなくて、あー可愛い貝がおるわーってな感じのお見かけ感でした。

けど、ある日、イボヤギさん(珊瑚の仲間でポリプが大きめで浅い水深に多い)に口らしきものを突っ込んでいるのを見ちゃって、びっくり。間違いなくイボヤギさんの柔らかい部分を食ってます。しかも、その姿は、吻がながーく伸びて、体の3倍くらい伸びて、イボヤギの中に挿入されてるわけ。嫌だー、吸ってるわーって感じです。「オニヒトデ」君も、胃袋裏返して、珊瑚を吸ってるので、まーヒト的には、けっこう気持ち悪ーって感じですけど、この吻でいっちゃう感じも・・なかなかグロで。しかも色が黄色いので、はっきりわかるー。

お見かけするのは、そう頻繁ではなくて、浅場で、イボヤギさんたちがたくさん生息してるあたりです。ダイビングの終わりに、浅場で遊びながらって場所が多いです。一回見たら、きっと・・なんとなく、また見たくなる・・オカルト映画のような気持ち悪さ です。

 

 

 

写真下は、上の写真に注釈をつけました。わかりにくいから。本体から伸びた「吻」が突っ込まれているのが「イボヤギ」さんです。ほとんど食い尽くされてますねー。でも、本体が身体を接している「イボヤギ」さんは元気そう。海の生物って、よほどの生体バランスが崩れない限り、自分の食物を全部食い尽くすことはないんですよねー。自分が子孫を残すのに必要とするだけ食って。あとは、お互い様って感じですかねー。昔、子供の頃、親父がよく貝とりに連れて行ってくれたんだけど、親父って、絶対食いきれんやろーってくらいとるんだよね。まーご近所にも配ってたから、みんな食ってたんだけど、そんなにとったら、居なくなるやろうって子供心に思ってた。やり方グロでも、「イボヤギヤドリイトカケ」さんの方が頭良いかもねー

では、またー