鹿児島のPADIダイビングショップ|ラ・ボンバ

海日記

梅雨入りも近くて、そろそろ雨の季節。今日も雨なので、3日坊主のブログ更新しなきゃ。。で、どっかで報告しなきゃと思ってた「愛国丸」の記録。

 

 ベッドから見る滝のような雨は、ちょいと憂鬱な気分になるんだけど、外が明るくなったから、しょうがない・・起きる。

 南太平洋の「チューク」75年前は「トラック」と呼ばれていた。そこの「春島」の朝。自分のロッジから、高さが15mもあるような椰子の木の下を通って、レストランに行くと、自分が最後・・あっちゃ、遅刻。

 飯食いながらの作戦会議で、今日のダイブを決める。午前の一本目は「愛国丸」に潜ることになった。

 『愛国丸」は水深60mくらいの砂の水底に着座する日本軍が徴用した貨客船だ。太平洋戦争末期に空爆で沈没したが、当時多くの将兵が乗艦していたとの記録が残っている。そんな悲しい歴史の船で、欧米人ダイバーにも人気だ。

 南国特有のバケツをぶちまけスコールは終わって、雲の切間からのぞく、もはや高くなった太陽を背に水深20mをさらに降りていく。エントリー直後からすでに艦は見えていて、最浅部は40mくらいで、ブリッジ上部だ。「愛国丸」は上から見た感じでは、ほぼ正立している。が、スターン(船の後部)から見ると少し右に傾いているようだ。

 この艦はブリッジ(艦橋)より前は吹き飛んでいて瓦礫だ。ブリッジと後部は綺麗に残っていて、鳥居型のマストや真っ黒に口を開ける船倉も見える。デッキ面で50mだ。

 数度目の「愛国丸」潜水。今日はチームメイトと少し離れて、最後部の船倉に入ってみようと思っていた。潜水計画では水深55mに15分滞在後、チームでまとまって減圧しながら水面を目指すことになっている。

 ブリッジ上部にとりつく、祭壇が設置されていて、いつもここには頭骨が安置されている。誰が持ってくるのかわからないが、頭骨の他は、ヤカンやら皿、酒瓶のかけらとか、船の奥から出してきた生活用品。

頭骨は誰だろう、この食器はどなたが使用。など頭を巡る。往時、使われていたものを見るにつけ、心が痛い。さらに、成仏しがたい念を感じないわけでもない。

 チームメイトが、ブリッジ下のダンスホールに入っていくのを見ながら、最後部の船倉へ急ぐ。タイムリミットまであと10分程度だ。

 

 

 

 

 ブリッジから最後部までは、約50m。透視度ギリギリで、ブリッジはけぶる感じに見えている。

 

 

 

後部船倉の開口部は、メインの船倉より狭く、とはいえ、5m✖️10m程度なので、入るには、特に問題はない。開口部に設置されたグリーチングを抜け、水平姿勢のままで、降りていく。内部は高さ10mくらい、入り口より広くなっていて、前後に10m、横に10m、深さは7−8mといったところで、開口部以外は上下二段に別れている。最大水深55m計画なので、上段より下には行けないことになる。

 開口部から、船倉上段に入っていくと、光が屋根に遮断されて真っ暗になる。沈船の中では、水中の付着物(動物、植物等いろんな生物たち)のために壁や天井に凹凸ができて光が反射しないから海面からの光の届かないところでは真っ暗になる。

 

 

 LEDを点灯すると船倉上段の床面には75年分の塵が分厚く溜まっていて、自分の僅かな動きでも、軽い細かな沈殿物はフワッと舞う。

 沈殿物が僅かに盛り上がっているところに手を突っ込んでみると、ちょっと硬いものが指先に触るので思い切って引っ張り出してみる。子供の頃に通った学校の理科準備室にあった人骨モデルの中でも一番大きな骨と当時は認識していた大腿骨らしきものを握っていた。もちろん、ここに人骨モデルは無いので、どなたかの遺骨であろうし、かつ同胞のものであることは間違いなかろ。

 遺骨の発見がチームメイトには秘密にしてる目的の潜水であるから驚きはしないが、やはり当時のうら若い青年の死を思うと胸が痛いことは間違いなく・・

 時間だ。浮上開始。

 遠い水面まで約1、5時間の長い減圧だ。ただ、大人しく呼吸を続けるだけなんだ。

 深度に合わせて、呼吸ガスを変えることと、急激に浮上しないことを一番に考えながら、戦後75年経って、いまだにご遺骨が回収されていないことの現状を思うと、敗戦って本当に辛いなということと、遺骨収集って、以前はよく行われていたけど、今は聞かないなーってことを考えてしまう。

         ゆっくりと近づいてくる水面は明るく、希望に満ちている。我々(2018年のダイバー)は上がれば、昼飯にありつくことができる。しかし、1939〜40年に沈んだ船に乗っていた青年たちは、未だ陽を見ることが許されない遺骨たちだ。まだ、これからも、ずーと暗い、もはや動くことのない船の中なんだ。

 

 

 

 ここに掲載の水中写真は、2019年に撮ったものです。陸の写真は2018年のものです。

 内容は2018年にいった時のこと。実は2018年は水中にカメラを持っていくことができなくて、お陰で、十分に色々考えることができたってわけです。

 で、最後は夕暮れの写真だけど、南の島の朝とか夕焼けってほんと、幸せな景色です。けど、この美しい太平洋の島々で、多くの同胞が死んだことを、誰も覚えてないことが、自分は哀しくて。。死んだ連中もおんなじ夕日を見てたのに。(このチューク環礁には、有名な「ジープ島」があります。年間、相当数の若者がジープ島に上陸しますが、トラックの大空襲のことは、ほとんどの人が知りません。)

 確かに日本は、真珠湾を攻撃して、アメリカ人は3000人死んだ。ここトラックでは、米軍の空襲で、1万人近く死んだ(愛国丸には2000人乗っていたという)その後、東京空襲で何人死んだ?そして、広島、長崎で何人死んだ?・・・。確かに、戦争はいけないってことは、よくわかる。でもなー、なんか納得できないのよね。日本貧乏くじ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちわ

雨です。GWも終わってホッとしてます。

写真は、イカの産卵シーンです。

 

 

 

 

 

 

水中はこれから春になって行って、生物たちは繁殖の季節なのですわ。

繁殖を水中で観察するのって、けっこう楽しいです。

産み付けられた卵は

 

 

 

 

 

 

これ。真ん中に白く見えてます。

この「木の葉っぱ」は、「イカシバ」って言って、アオリイカが産卵しやすいように

人工的に、季節になると、毎年、沈めるもの。山の木を切ってきて、砂袋の重しをつけて、沈めてます。

で、卵は、みての通り、白くて、えんどう豆みたいに鞘に入ってる・・けど

鞘は柔らかくて。他の生物の攻撃に負けて、すぐに破れそうだけど、これが見た目に反して、けっこう丈夫。自分も試しに破ってみたことがあるけど、かなり破れない。鞘の中には4〜6個くらいの卵が入っていて、透かしてみると、それぞれ、小型イカの形になってます。

産卵は、オスメスのペアでやる感じで、

大きなオスが、卵を産むメスを守ってる風。メスがイカシバに「足」を突っ込んで行って、

足の間(腕というべきか)から、卵を一房づつ出して、イカシバの硬い部分(主に枝・・木質のところ)にくっつけていく。

・・(余談だけど、イカの足っていうよね。イカの腕とは、なかなか言わない・・けど、使用方法的には「腕」だよね。獲物捕まえたり、交接したり、卵を産み付けたり・・ので、図鑑に表記してあるときは腕って書いてあるような・・・しかし、ゲソっていうとやっぱ足って感じしますよねー)

 

 

それをオスは、上空から周りの外敵をチェックしながら(自分が写真撮ってる時は、自分を目で威嚇してるように見える)見守ってる。もし、他のペアがやってくると、敢然と立ち向かって、追い払う。しかし、たまに仲良く一緒に産んでる場合もある??どんな攻撃基準があるのかは、不明だー。

アオリイカは、こんな産卵だけど、「こぶしめ」などの「コウイカ」類の卵は、

こんなふうな「鞘」型ではなくて、一個一個になっていて、ビー玉をティッシュで包んだみたいな形。

それを珊瑚の隙間なんかに丁寧にひとつづつ産んでいく。

これもかなりな感動シーンで、みると嬉しい。

このとき、オスは、われわれに対して、身体の半分を威嚇色にして、牽制してくる。半分だけ攻撃的な色で、後の半分が、メスに好意的な色っって。。

今年はコウイカ産卵撮れるかなーー

イカの産卵説明してみたけど、わからないことあるかなー?

あったら、ご質問お願いします。ではねー

 

4月のクリーンナップ開催いたしました。
あいにくの天候でしたが、無事開催できました。
初試みのフランソワによるワークショップ『塩麴つくり』も同時開催♪
みなさん初めての麹作り楽しんでいたようです。
今はやりの菌活にぜひ取り入れてみてください。
次回の開催日はまたアップ致します。
ワークショップは『醤油麹』の予定です。

こんにちわ

雨です。しかも、結構な大雨。自分がいる「坊津スノーケリング&スクーバダイビングパーク」(略してパーク)は、海岸線のビーチに面した斜面の下、ビーチと道路の間にあります。道路は斜面上10メートルくらいにあって、さらに上は山とか役場の駐車場になってるんですけど、大雨になると上から大量の水がどーと側溝を流れ落ちてくるわけ、で、その側溝の曲がり角なんかで、落ち葉が詰まってしまったりして、ブワーっとがぐわーって感じで、水が流れ出て、その辺り・・パークの駐車場とか、あっという間に水浸しになって、長靴なしでは歩けないような・・・で、雨って嫌なんですよねー。まー雨が降らなければ、困ることも多いんですけど・・。

今日は先日からの続きで「ナイトロックスによる水中滞在時間の延長」について、自分の知っていること・・書いてみますねー。

おさらいですが、ナイトロックスは、「呼吸用ガスの内容を空気よりも酸素濃度を高くしたもの」なんですけど、この効果として、窒素が体内に溜まりにくい状態を作ることなんです。呼吸ガスの内容が、20%酸素と80%窒素の空気と、30%酸素と70%窒素のナイトロックスを比べた場合、窒素の割合が少ないナイトロックスの方が体内に貯まる量も少なくなることは明白ですよね。(この明白ってのが、実は結構怪しいのですが、その話は、また、長くなるので置いときます。)

で、これで窒素が体内に貯まる時間を遅らせることができるわけです。

んー、、窒素は酸素と違って、体内で使われるわけではないので、余分な気体として、肺に戻って体外に排出されるまでは、血液中などに残ってしまうと言うことです。嗚呼ー前々回と重複してますね。すみません。えーと・・

同じ深度・例えば水深30メートルに、「空気」と「酸素30%のナイトロックス」を持って行って吸った場合、気体は圧力の影響を受けますから、空気内の窒素は80%×4気圧で320%分の影響(1気圧の地上と比較して)を体に与えますよね。対して、ナイトロックスは70%×4気圧で280%分の影響。まー若干少なくて、この若干が重要なのですよねー。。

写真は、前にも出てきた「ピグミーシーホース」なんですけど、この子たち探すのにはナイトロックス」適してますよねー。深場にいるし、なかなか隠れ上手で見つからないので、時間が必要。

さて、話戻して、、、平たくいうと、深度30メートルでは4気圧なので、窒素は我々の呼吸によって肺で血液に取り込まれる際に、地上の4倍の圧力で押し込まれるわけです。血液は窒素と酸素を4倍の圧力で内包したまま、身体中を巡っていき、酸素は、筋肉の動きなど体内組織で使用されるわけです。対して、窒素は、体は必要としないので、そのままの状態で、血液中に残って巡っていきます。その後・・あーまた、減圧症のメカを説明してますね。戻さねば、まー少し我慢して、聞いてくださいね。

その後、浮上・・ダイビングは、タンクの呼吸ガスがなくなれば、続けられないので、浮上します。・・していくと、深度は浅くなり、周りの圧力も減ります。周囲圧力が減ると、血液中の窒素の体積は大きくなります。大きくなった窒素は、血管の細いところなどで、詰まってしまったりします。詰まれば、色々と不具合が起こって、これが減圧症となるわけですが、

この時、窒素がないガスを吸っていればどうでしょう。例えば、酸素とヘリウムのミックスとか・・「ヘリオックス」って言うんですが、これなら、窒素がたまらないので、減圧症にならない!とは言え、ヘリウムは高いし、ヘリウムだから血液に溶け込まないわけでもないですし・・と、窒素でなければ完全に良いってものでもなく(良いには良いですけど)ならば窒素の割合を減らして、吸ってみようってのがナイトロックスです。

分圧のところでも出てきたように、若干減った窒素分圧のおかげで、取り込まれる窒素は、空気に比べると同じ深度なら、少なくなるのですよねー。で、「体」と「圧力の減少」が許容する窒素濃度になるまでの時間が伸びるわけ。早い話が、同じ深度(例えば30メートル)に滞在できる時間が、空気より、ナイトロックスの方が長いってことなんです。はあーやっと結論じみてきましたねー。これで表題の「水中の滞在時間の延長」ってワードになるわけ。

じゃ、これでなんの「徳」って話なんですけど、前に書きましたが、長く水中に居れると、いろいろとできることが増えるってことです。生物観察とか、作業とか、写真撮りとか・・です。このような理由で、みなさんナイトロックス使っていて、主に酸素30〜32%くらいが使われていますよー。。

だいたい、こんな説明で解りますかねー。説明下手でごめんなさいです。もし、わかんないことがあれば、質問してください。自分のわかる範囲で説明します。

では^^

 

 

こんにちわ

今日は、すごい嵐がくるということで、海に出ることは諦めて、タンクチャージとかメンテナンスとか、やってたら、ザバザバと降ってきたので、「予報通りやねー」などと思いながら、外での仕事は諦めでしたー

写真は「ヤマブキハゼ」さんです。坊には、共生ハゼの仲間は、たくさんいるんですが、このハゼさんは、少ないと思います。自分もこのヒトの棲家は一箇所しか知らなくて、逢えると嬉しいです。

「共生ハゼ」というのは、鉄砲エビと一緒の穴に暮らしていて、互いに助け合うライフスタイルのハゼさんたちのことを言うのです。この話は、今度ゆっくりしないとですねー。。

さて、前回の続きで 「ナイトロックスによる水中滞在時間の延長について」解説です。と、思ったんですけど、なんか面白いかなーーーって、思っちゃうんですよねー。だいたい、世の中の人で、この話題について、聞きたい人って、いるのかなーーーなんて、疑問に思ったりして・・・と言うことで、また、次回に仕切り直して、書きますねー。ではー

朝から鹿児島は大雨です。雷も鳴ってます。

今日はビーチクリーンナップの日・・・だけど

どうしよう・・中止かなーって思っていたら、10時くらいから小雨に・・

で、とりあえず、クリーンアップしちゃいましょうということに。

イベントで、「塩麹作り」ってのも、有志でやってるので、自分は邪魔しないように・・・。

さて、今日はナイトロックスの製造について、若干のご説明をしちゃおかな。

写真は「カエルアンコウ」さん。お魚さんです。かなり、今風に言えば「きゅん」な人。可愛いし、見つけると嬉しいですーー。

ナイトロックスを吸う理由などは、先日書いたので、もし、見てない人は、そっちを参照してもらって、

この空気と酸素濃度の違う気体(ガス)を作る方法は、2種類で、一つ目は「空気に酸素を足す」方法。2つ目が「空気から窒素を抜く」方法。です。

酸素を足す方法は、ガス屋さんから、酸素ボンベを購入して、酸素と空気をブレンドしながら、スキューバタンクに詰めていきます。思った通りのナイトロックスを作るためには、緻密な計算と熟練が必要です。が、酸素を扱ってもよい免許って、取得が難しいので、日本では、あんまりやってないとおもうのですが、最近はどうだろう。知らないところで、盛大にやってるかもしれないです。ラボンバでは、そのライセンスがないので、これは実施してないです。

第2の方法。空気から窒素を抜いていく方法です。これをうちではやっていて、これだと、酸素を扱うライセンスは不要ですね。空気から窒素を抜くためには、フィルターを使います。この頃は、なんでもこせるんですよねー。うちでは、もう十年以上前に導入したんですが、それまでは、海外で、酸素を混ぜ込む方法のナイトロックスしか吸ったことがなかったので、けっこう、感動しました。ただ内容は一緒。用途に変わりはないし、ましてや、味など変わりありません。このように、空気から窒素を分離するためのフィルターに、空気を押し込んで、無理くりそのフィルターを通過させて、酸素が濃くなったガスを高圧コンプレッサーでタンクに詰め込むわけです。

その用途は広く、① 水中滞在時間の延長 ② 加速減圧用に使用 ③ ダイビング終了後の爽快感 など、全て、酸素濃度が濃いからの効能です。

話長くなりましたねー。ここまで読んでくれた人っていますかねー。ありがとうございました。

では、次回ですねー。そういえば、この頃は水中かなり楽しいです。今日は「カミソリウオ」がいました。昨日は「クダゴンベ」さん。他にも、ウミウシさんたちとか、「カエルアンコウ」さんとか、楽しいですー

 

おはようございます。

本日、鹿児島は雨です。ザーッではなくて、しとしとって、鬱陶しい雨です。

今日の写真は、「ジョーフィッシュ」さんです。水底にツボ状の巣穴を掘って、そこで暮らしています。人見知りの方は、なかなか巣穴から顔を出してくれないので、撮ることも難しいのですが、慣れてくると、こんなふうに、目の前で穴の掃除とかしてくれます。本人の性格もあるんでしょうねー。

さて、ちょっとダイビングのこと、知らない方のためにも、いろいろ説明しちゃおって思ってるんです。説明、読むのめんどい方は、この後は、正直、「めんどい」ですので、読まなくて良いですー。

自分達ダイバーが水中に行くためには、呼吸するための「ガス」(気体ですね)を持っていく必要がありますよね。で、代表的なのが、空気(酸素約20%窒素約80%)です。空気は、身近にあるのを、コンプレッサーで高圧(200気圧)にして、スキューバ用のタンクに押し込みます。水中にそれを持っていけば、レギレーターって器械を介して、呼吸できます。ただ、先に出てきましたが、空気には、人間の活動に不要な窒素が8割も含まれていて、深い海底(−30メートルとか)で、血中に入り込むと、浮上に伴う圧力の減少(上がってきた時に水圧が減ること)によって、増大(圧力が減ると気体は大きくなりますよね)して、細い血管が詰まってしまったりするのです。これが、「減圧症」って言って、スキューバダイビングの代表的な危険なんですけれども、これを回避するためのテクニックとしては、①深場に長くいない ②浅い場所に戻ってきた時に、ある程度の時間をとって、窒素を抜く などの方法があるのです(これらは、PADIのオープンウオーターダイバーコース他で知ることができます)が、積極的な減圧症の予防方法(予防=深度下滞在を延長すると考えた場合)として、呼吸ガス中の窒素の割合を少なくしたものを使って潜るという方法があります。例えば、窒素7割、酸素3割にしたりするということです。これらのガス(気体)を「ナイトロックス」と呼称しています。PADIでは、このナイトロックスの内の呼吸に適した割合のものを特別に「エンリッチドエア」とよんでいます。

ふー、こんな説明って難しいんですねー。わかりますか?下手説明ごめんなさいです。

さて、このエンリットドエアを使ってダイビングすると、窒素が溜まりにくいので、水中に長くいることができます。このあたりはダイバーの人ならお馴染みのダイブコンピューターってやつで測るんですけど・・ここでダイブコンピューターの説明始めると、長くなるので、これは、また、今度にして。

で、ちょっと手間のかかった、ガス(エンリッチドエア)を使うってのが、世界のスキューバダイビング界のトレンドなんです。まー早い話が、「深いところに長く潜りたい場合」とか、「あんまり気を使わないでダイビングしたい場合」とか、「上がってから、元気でいたい」とか、いろんな事情に、このエンリッチドエアって使えるってことなんです。

これまでのところ、自分の浅薄な知識で説明していますので、もしかすると、伝え間違い等あるかも。

では、この続きは「エンリッチドエアの製造について」次回説明したいのですが・・・まー興味ない人には・・・関係ない。

あとね、水中写真の撮り方とか、いろいろ、書いていきますから、好きな方はお楽しみに〜。質問なんて受け付けますよー。。ダイビングのことなら、けっこう詳しいんです。へへ

おはようございます

今日は凪いでます。曇りですが。。

今、タンクのメンテナンス中です。

タンクのバルブを抜いて、中を見ます。異物や錆がないか?確認します。あれば取り除き、なければ洗浄して、仮の蓋をして、外側を磨いて、その後、塗装。普通のペンキではなくて、鉄をサビから守る「メッキ」状のグレーの塗料です。バルブは分解して、オーバーホールします。その後、圧力をかけて、エアもれがないか確認します。バルブに問題なければ、きれいになったタンクに取り付けて、ナイトロックス用のタンクであれば、エンリッチのステッカーを外側に貼って、バルブキャップもつけて、出来上がりーって感じです。1日に2〜3本くらいしかできないので、毎日やってもなかなか進まないですー。

写真は、ピグミーシーホースの正面顔面。可愛いといえばかわいいと思えます。

全身が10mmから20mmくらいなので、顔は5mmはないくらいです。ちっちゃくて、目を見つけるのがやっとなのですが、口はどうにも、どうなっているのか?写真で確認してもわからないです。そのうち、なんとか口をばっちりとらえたいと、思っているわけです。

先日、今年初めて、ウエットで潜りました。ちょっと冷たいですが、なんとか大丈夫でした。水中は植物がいっぱい。きれいです。「イカシバ」も入りましたので、また、写真でご紹介しますねー。今年も「アオリイカ」の産卵写真チャレンジですねー

ではでは。次はエンリッチドエアの解説してみよかなーできるかなー

こんにちわー

台風1号接近してきましたねー。うちあたりでは幸い、東に遠く、雨風、強くはないですが通り道の方は、お気をつけくださいませー

写真は「ヒレナガネジリンボー」です。

白砂の水底に、共生ハゼと一緒に棲んでいて、いつのその共同生活に自分は、何やらすごいんなーーーと感じているのです。

何がすごいって、狭い穴に、魚類と甲殻類がケンカや殺し合いをせずに、一緒に住んでいる上に、互いに今協力しあって生きているって、とにかく凄くて、人間に例えれば、でかいカブトムシが作った洞窟に一緒に棲んでいる感じなんですよねー。まー良かったら、ペット屋さんで、「さそり」のでかいやつを買って、部屋に放し飼いにしてみたら。わかるかもーその凄さ。

 

おはようございます。

昨日は一日雨で、腐る天気でした。

今日は良さげですー

坊津のラボンバのベースは「坊津スノーケリング&スクーバダイビングパーク』というんです。ここは海辺に、素晴らしく大きな「ガジュマル」の木があります。敷地は広くて、敷地内に大きなガジュマルが2本ーこれはビーチの目の前に立っていて、門のように見えます。建物側からみると、ビーチ入り口左右に鎮座する巨大木でそれぞれの枝葉は半径15メートル、差し渡し30メートルくらいあります。ので、正直、その日陰はかなりの広さで、夏でも涼しく過ごせます。今の朝は鳥たちが騒ぎ、爽やか。夏は蝉がうるさい感じです。

写真は、「ニシキフウライウオ」です。これはピンクの個体です。他に黒や黄色が居ます。見つけると嬉しくて、テンション上がりますねー

周りに溶け込んでいて、なかなかわからないんです。水中生物は、そんな隠れ上手な連中がいっぱい。よかったら、皆さんも、そんな隠れてるヒトたち探してみてくださいねー。