鹿児島のPADIダイビングショップ|ラ・ボンバ

海日記

朝一でピグミーシーホースを撮りに行ってみました。

なんだろ、昨日の夕方、いきなりこの魚の表情、撮りに行きたくなったんですー

ピグミーシーホースてのは、タツノオトシゴの仲間で全長3センチに満たないかなりちっちゃい生物なんです。

行ってみると、2匹一緒に背中向けてます。左の写真。わかりにくいので、下に1匹ずつ緑の線と青い線で囲ってみました。

 

 

 

 

 

緑の子は横向いているので、右の目がこっち向いてます。左の子は完全に背中向けてます。

それ以外の部分、濃いピンクのところは「ヤギ」とか「イソバナ」と呼ばれる「珊瑚」の仲間です。「ピグミーシーホース」たちは、この「イソバナ」に尻尾を巻き付けて生活しています。

 

 

さて、背中ばかりでは、面白くないので、前に回ってみます。

 

 

裏側に回り込むと、顔がこっち向いてました、

お腹も大きく張り出してる感じです。

きっとお腹の中には、子供たちがいるんでしょう。

今日は、顔面のアップをポートレートのように撮りたいと思っていて。

 

顔は、100マクロでは、さすがに拡大できる範囲ではないです。

肉眼でも、確認しにくいですが。

それでも、この生物の顔面の模様と目と口をはっきりと誰にでもわかるように挑戦してみました。

自分の魚顔面写真の、「キマリ」は

1、目が両方見えていること→水晶体が見えていて、その水晶体にピントがあっていること。

2、口があること→できれば、捕食などのアクションがあること。最低でも開いていてほしい。

3、肌めがはっきりしていること→肌にきっちりとピントを合ってること、かつ、魚の肌の表現ができてること。

の3点なんです。 

で、今回のピグミー君の顔面写真

上の写真の顔面をフォトショップで切り取ってます。

 

 

うー

目と水晶体は、ギリですねー。

向かって右の目(本人の左目)の水晶体ドームが見えてピントも合ってるから、まーーーー。

口は、むむむ、見えてる程度。ただの穴っぽいから、まだまだですね。何かを捕食する瞬間なら、もっとドラスチックな絵が撮れるはずですが、この生物の捕食シーンは、まだみたことはないです。

肌は、うーん・・まあ・・って程度ですかねー

ということで、満足ではないですねー。まだまだ修行が足りない・・・

 

この写真を撮るために、ナイトロックスの12ℓ準備しました。

酸素32%なら、30mに20分滞在できます。これは深場写真には絶対有利。楽しめます。

今日は、この「ピグミーシーホース」君の呼吸を数えることができました。1分間に約180。人間のやく3倍ですね。体がちっちゃいから、呼吸もたくさんなんでしょう。きっと。。

できれば、動画も撮りたかった。エラがヒコヒコしてるところ。

「ピグミー顔面写真を素敵に撮る修行」。まだまだ続きますねー。

 

 

「坊津ケンムン」はラボンバのパークにあるでかいペアのガジュマルたち。2本の巨大なガジュマルが大きく枝を広げて、海に向かって立ってるんだ。

見ればわかるけど、でかいガジュマルだ。樹齢ってどのくらいかな??

 

 

「ケンムン」っていうのは、鹿児島の奄美あたりに棲んでる「妖精」で、よくでかいガジュマルの根元で休んでるらしい。姿はカッパに似てるらしい。昔は、人の作業を手伝ってくれたりして、お付き合いも良かったらしいけど、近年は、いろいろ悪さもするんだって。

このでかいペアガジュマルを「坊津ケンムン」って呼ぶことに決めたのは、理由はあって、

一昨年の夏の夜、このガジュマルの右側に大きく張り出している枝にロープをかけて、ハンモックを吊って寝ていたんだ。真夏で台風が遠くにある夜は、風が吹かなくて、部屋の中は暑いから。ふらふら揺れながら、上を見上げると大きく張り出した枝で、星も見えないくらい、その日は闇夜で月もなかった。気持ちよかったので、ぐっすり寝込んでしまって・・

ふと、気がつくと、自分が寝てるハンモックの下を小さな子供達がワーワー、キャッキャッしながら、遊び回ってる。鬼ごっこかなー??走り回る遊びだ。この時、正直、これはやばいと思った。巨大木に精霊が宿ることは、昔からよくある話だし、ましてや、ガジュマル。「ケンムン」や沖縄につたわえる「キジムナー」がいておかしくはないやろーって、思いついた。

はっと起き上がると、何もない真っ暗な夜だけ。子供たちの姿もかき消えてしまった。このまま寝てると、間違いなく、どこか黄泉の国へでも連れていかれるなと思ったので、早速、ハンモックを畳んで、部屋に引っ込んで寝た。ハンモックをわざわざ畳んだのは、後で、聖霊や子供たちに「邪魔になるからどけろ」と言われるのが嫌だったから。

その後しばらくして、今まで、割れたことのなかったサッシが割れた。この後、ガジュマルを傷つけないようにして・・実はヤグラを組んで、ツリーハウスを作ろかなーなんて考えてたけど、この日以降は、そんな考えはキッパリ捨てた。で、今は余計なことはしないで、なかよくやってるんだ。あの時も、特に自分に危害があったわけでもなく、友好的なガジュマルたちなんだ。

こんなことがあって、間違いなく「ここ」には精霊がいて、聖霊の正体は「ケンムン」に違いないと勝手に決めて、このガジュマルたちを「坊津ケンムン」って名前にしたっけわけ。

さらに驚くことに、このガジュマルたちは、今まさに、つながろうとしているんだ。上の方で枝と枝がくっついて同化しようとしているんだ。

 

ガジュマルは「締めゴロシの木」とも言われていて、成長の途中で、「お隣の木」などは、周りを囲んで自分の中に取り込んでしまう。囲まれて成長できなくなった「お隣の木」は枯れ朽ちてしまい、そのあった空洞だけが残って、あとは、枝と枝が重なって繋がってしまう。

今、この2本の隣り合ったガジュマルは、長い年月を経て、ついに、つながっている。そして、長く張り伸ばした枝で、大きな木陰を作って、「ケンムン」や「旅の人」のお休みどころになっているんだ。

 

「坊津ケンムン」の木陰は夏でも涼しい海風が吹き抜け、目の前の透明度の高い入江は、あくまで静かで、楽しむにはもってこいのポイントなんだ。

 

つながってる「坊津ケンムン」、ペアガジュマルじゃなくて、夫婦ガジュマルとか呼んだ方がいいかな??

早い梅雨明け、いいか悪いか?どっちだろうって思っていたら、台風きた。まあ、そんなもんでしょ。

今日は5日で火曜、台風が長崎上陸してるし、お客さまも、さすがに潜ろうって方もいないので、のんびり起きて、たまには朝のワイドショーでもって、テレビつけたら、あらま、もうウクライナのことはやってないんだ。選挙のことも、物価上昇もやってない。交通事故と火事と、あとは芸能ニュースだねー。今、今度の選挙報道しなくて、いつやるんだろ?ガソリン税とか消費税とか値上げ関係のニュースしなくていつ報道するんだろ?現代のマスコミ・メディアってどうなってるんだろって思いつつ。

今日は「ソラスズメダイ」さんのニュース

今、「ソラスズメダイ」さんの産卵シーズン!!、スズメダイの仲間たちはほぼ全員、産卵シーズンなので、普通じゃんと思わないでくださいませ。

スズメダイの仲間のいろんな種の産卵は、岩に卵を貼り付けるというところは似ているんだけど、それぞれのやり方持っていて、見てるとけっこう面白いんだよね。

ソラスズメダイさんの産卵の見どころというか、見つけて楽しむには

まず、

浅い水底にいく。5mから15mくらいかなー とりあえず、ソラスズメダイがたくさん水底近くにいたら、観察開始。

グループを見つけたら、

多くのソラスズメダイが見渡せるように、なんとなく見てみる。なかに「暗い青」もしくは「ほぼ黒」に見えるソラスズメダイが見つかるはず。

その「暗い青」とか「黒い」ヒトに着目してみて。

じっくり見てると、そのヒトは石の下を掘ったような暗がりに、出たり入ったりしていることがわかるはず。

その行動の途中、石の下に入り込むと、身体が「暗い青」もしくは「黒」になり、出てきて、しばらくすると元通りの「ラメの入った青」ってことがわかるはず。下の写真は出てきたところで「暗い青」になってる。

色が変化するって、魚さんたちには、よくあることのようなんだけど、これは、やっぱり、産卵・・または生殖の時に色変化があるようで。つまり、その時(メスを誘ったり、実際に産卵したり)に、色は変わっちゃう・・興奮?かな?そんな時に色変化が起きることが多いような気がする・

ただ、このソラスズメダイの色の変化は、どうかな?石の下に穴を掘って出たり入ったりしてる行動って、もう、すでに卵は、産みつけられている様子で、産みつけられた卵に新鮮な水を送ったりする段階に見えるから、メスを誘ったり、興奮したりしての色変化ではないような気がするんだよねー。

穴から出てきて、しばらくすると、ほら、色が薄くなる。

正直、いろんな文献読んだりして、書いてるわけではないので、なんで色変化が起きるのかは、知らないんだよね。海の中のことって、ネットに書いてあるから、そうだって言えないことが多くて、ネットや研究書も全信用ってできないんだよねー。あらかたあってる気がするって程度かな。まー自分が考えてることは、多分間違いが多いかもしれないので、正直、これはこうだ!って言えないんだよー。だから、ソラスズメダイさんの色が穴から出たり入ったりすると変化する理由は不明。単に事実、自分にはこんな風に見えたってことね。

最後まで読んでくれて、今日もありがとございます。今回も「くどい」結末になったけど・・・。水中にはいろんなドラマがあって、面白いのよねー。みんなも見にくればいいよ。ご案内します。ではー

6月のクリーンナップ開催いたしました。
夏本番に向けてビーチの隅から隅まで回収。結構な量が集まりました。
ご参加いただいた方、ありがとうございました。
来月は7/18 海の日に開催予定です!
梅雨明けクリーンナップとなるように願って!!
詳細は近日中に掲載いたします。

 

起きた時は曇りだったけど、今はシャーシャーと雨。気温上がるかな?

前回登場の「イボヤギヤドリイトカケ」くんが食べちゃうヒトが下の写真「イボヤギ」さん。珊瑚の仲間で、比較的浅場にいます。

 

 

 

 

 

 

綺麗な黄色が目を惹きます。潮のよって、こんな風にポリプの触手を伸ばしたり、引っ込めたり。熱帯魚水槽に入れるのか?昔はとってる人も多かった。今は、さすがにいないけど。

さて、今日は「クマノミ」さんの産卵状況をレポート・・・

クマノミさんの全体写真がない・・・撮っとくべきだったなーと今更、反省ですわー

で、初めは卵を守るクマノミさん。こんな感じで、卵がある間中、胸鰭などで、新鮮な水を送り続けてるわけです。クマノミさんの場合は、オスメス共同でやってます。

 

 

 

 

 

 

クマノミさんの産み場所は、棲んでいるイソギンチャクの脇、というか、イソギンチャクを無理くり退けて、整地して、産みつけます。

 

 

 

 

 

 

上の写真は、別の卵ですが、産みつけて、まだ新しい卵です。ので、色が赤っぽく、卵はまだ、楕円球みたいな感じです。その後、日が経つにつれ、暗い色になっていきます。

 

 

 

 

 

 

初めの写真の卵に印をつけてみました。赤で囲っているところが、卵です。

 

数日すると目ができてきます。

 

 

 

 

 

 

こうなると、ずいぶん、卵っぽくなっていて、

孵化もまじかです。

満潮の夕方に、ひとつづつ、ぽやーぽやーって感じで、海面に向かって、上がっていきます。生まれた子供たちはしばらく浮遊する生活です。夕方に孵化するのは、多分、捕食者に見にくい時間帯だからと思われます。

再び、イソギンチャクを目指して、降りてくる日までは、浮遊生活なわけです。

ちなみに、同じイソギンチャクにいるクマノミさんたちが、血縁があることは、ほぼないと考えて良いです。見ての通り、一回の産卵で数千の卵が孵って、その後、食べられたして、少数がイソギンチャクに降りてくるわけですが、その間、海面近くで流れに乗って、移動するので、自分が生まれたイソギンチャクに戻ってくるなんてことは、なかなかできないわけです。

ただ、この説は、そのように「本」もしくは「ネット」に書いてあったから、それを読んだ私が、そう覚えているだけで、もしかすると全員兄弟かもしれないですよね?全員でなくとも多数とか?大体、水中での生物の営みなんてのは、今まで、研究する方法さえなかったのですから、まーよくわからないものだと思うのです。

と、ここまで書いて、自分って くどいわー って思いました。ごめんさない。

今日は、ダイバーにはお馴染み、みんな知ってることの、おさらいみたいなことでしたが、

次回は、「ゴンべ」って魚を見てみましょう。いろんな「ゴンベ」さん、君たちが坊に居て、探すと楽しいですー ありがとう。では。

 

雨です!今日も雨

予報では大雨。まー梅雨ですからねー

今、一番気になってるのは、爪が伸びていて、キーボード打つのが勝手悪ーってこと。爪の長い女性の方々は、どうしてるんでしょうかねー。

さて、今日は背筋も凍るオカルトチックというか13日の金曜のジェイソン的な殺サンゴ者の話。殺サンゴ者っていえば、誰でも思いつくのが、「オニヒトデ」くんですよねー。形といい、行動、生態、どこをとっても、殺サンゴ者NO1です。次が「レイシガイモドキ」くんですか?彼らも珊瑚全滅に寄与しますからねー。ダイビング屋の敵です・・・しかし、まーほんとの殺サンゴ者はヒトですよね。海岸の埋め立てなんて、「オニヒトデ」さんの比ではないです。が、まーヒトは後回しにしましょう、話が進まなくなるので。

その殺サンゴNO1のオニヒトデ君の殺戮っぷり姿を凌駕するオトロシイかっこで珊瑚の仲間「イボヤギ」さんを食っちゃうヒトがいるって話です。

その方は「イボヤギヤドリイトカケ」くん。この名前、全部カタカナにするのに3回変換しなきゃならないくらいめんどくさい名前ですが、そんなことはどうでもよくて、

姿は、「黄色い小さい貝」です。黄色が強くくて、「まっキッキ」くらいな黄色です。水中でもよく目立ちますが、ちっちゃいので見逃しがちです。一見ウミウシっぽいですねー

サイズは1センチないくらい。ちっちゃいですよー

初めて見たのは、坊で潜り始めた頃で、岩の壁の暗いところで、水深は浅い10mくらいでした。まーその後も見かけるのはそんな水深です。初見の頃は、どんなやつかは知らなくて、あー可愛い貝がおるわーってな感じのお見かけ感でした。

けど、ある日、イボヤギさん(珊瑚の仲間でポリプが大きめで浅い水深に多い)に口らしきものを突っ込んでいるのを見ちゃって、びっくり。間違いなくイボヤギさんの柔らかい部分を食ってます。しかも、その姿は、吻がながーく伸びて、体の3倍くらい伸びて、イボヤギの中に挿入されてるわけ。嫌だー、吸ってるわーって感じです。「オニヒトデ」君も、胃袋裏返して、珊瑚を吸ってるので、まーヒト的には、けっこう気持ち悪ーって感じですけど、この吻でいっちゃう感じも・・なかなかグロで。しかも色が黄色いので、はっきりわかるー。

お見かけするのは、そう頻繁ではなくて、浅場で、イボヤギさんたちがたくさん生息してるあたりです。ダイビングの終わりに、浅場で遊びながらって場所が多いです。一回見たら、きっと・・なんとなく、また見たくなる・・オカルト映画のような気持ち悪さ です。

 

 

 

写真下は、上の写真に注釈をつけました。わかりにくいから。本体から伸びた「吻」が突っ込まれているのが「イボヤギ」さんです。ほとんど食い尽くされてますねー。でも、本体が身体を接している「イボヤギ」さんは元気そう。海の生物って、よほどの生体バランスが崩れない限り、自分の食物を全部食い尽くすことはないんですよねー。自分が子孫を残すのに必要とするだけ食って。あとは、お互い様って感じですかねー。昔、子供の頃、親父がよく貝とりに連れて行ってくれたんだけど、親父って、絶対食いきれんやろーってくらいとるんだよね。まーご近所にも配ってたから、みんな食ってたんだけど、そんなにとったら、居なくなるやろうって子供心に思ってた。やり方グロでも、「イボヤギヤドリイトカケ」さんの方が頭良いかもねー

では、またー

 

こんにちわ 鹿児島は本日雨。その上、寒いです。水温はすっかり上がって26℃くらいとかですが、気温は、日替わりで・・今日は最高24℃。明日の予報は、なんと最高21℃って・・

さて、今日はスズメダイの話題ですー

主役は「コガネスズメダイ」さん。

 

 

 

 

 

 

坊ならどこにでもいて、ダイバー的には比較的ジミな感じのお魚さんです(正直言って、大きなお世話ですよね。コガネスズさんにとってみれば。)

写真は、このヒトと産卵された卵たちです。

いつもは、繁殖期でないときは、浅めの水底(10mとか20mとかのダイバーが見やすいところ)の水底近くをうろうろしてます。群れていることが多いような気がします。で、中層でなんか食ってるんでしょうか?

他のスズメダイたちと比べると体は大きめ(10センチくらいに見えます。水中では1、3倍って考えると実際は8センチくらいですかね?水面より上で測ったことないので、正確ではないです。)です。名前の黄金色・・というよりヤマブキイロです。

この時期、産卵します。岩に貼り付け産卵です。最初、オスが岩とか石を胸ビレ等を使って、綺麗にならします。苔なども取り去るのでしょう。結構、大変な作業に見えます。

綺麗になったら、メスを呼び込みです。オスは、この綺麗にした岩肌(だいたい30センチ四方以内)のそばで、くるくるしたり、ふわふわしたりして、呼び込みダンスですかねー?いつもと違う動きをします。それやってると、いきなり視界の外から別の個体が現れて、それがメスでナンパ成功って具合です。

カップリングできたら、いきなり産卵で、メスは綺麗に整地された岩肌にお腹を擦り付けるようにして、卵を貼ります。何度も何度も。で、広さは15センチ四方くらいですが、なんとなくまとめたくらいの、けっこうざっくばらんな形に産みつけます。この時、オスが精子をふりかけるのか?そこのところ、実は見たことなくて・・。どうしてるんっだろうって思っていて。観察足りないわーって思います。

 

上の写真の卵のところ、赤で囲ってみました。わかりやすいように。

産みつけた後には、オスが残って、胸鰭、口などを使って、卵たちに新鮮な海水を送って、育てます。その後、2週間くらいしたら、無くなっているので、その間に孵化して、赤ちゃんたちは行っちゃうのだと思います。

 

 

 

 

拡大すると、下の写真になります。よくわからないので、次にカメラ持って入った時、もう一回撮ってきますね。ただ、クマノミさんのようにキチンと並んでなくて、これもザックバランに産みつけてるような感じなんです。1個1個もクマノミさんと比べるとちっちゃいかも。

 

 

 

 

 

 

ずーっと観察してたら良いのですが、水中には、他にも面白いものがたくさんで・・・

って、ことで、今日は「コガネスズメダイ」の産卵床写真でした。

次は、同じ、スズメダイの仲間のクマノミさんの卵写真にしてみよかな。みんな知ってるお魚さんだし、卵たちそれぞれに目が見えるので、わかりやすいかもー。

ところで、今度、18日土曜にパークのビーチのクリーンナップします。終わったらサップとか無料でお貸ししますので遊んでください。また、パークの屋内では、発酵食のイベントもあるって。入場無料、シャワー・トイレ完備です。ビーチでは水深3メートルくらいのところに産卵してるクマノミがいたりして、スノーケリング楽しいです。ではーよろしくお願いたします。

 

すっかり、水温もあったかくなって、水中もいよいよ賑やかモード

今、年間で一番、繁殖とかの季節ですよね。

写真は、「アメフラシ」さんですけど、

 

 

 

 

 

 

 

正直、よくわからない感じですよね。

で、矢印つけてみました。

 

 

 

 

 

 

 

4匹のアメフラシさんたちが

互いに交接している状況なんです。

うーん、人間の生態と比べると、なかなかの状況ですが

アメフラシさんたちにとってみれば、これは・・たぶん・・普通な状況なんですよねー

で、もって、例の「特盛ソーメン」みたいな卵の塊を産みつけるわけです。

話は、ちょっとそれますが・・・

このアメフラシさんたちって、むかーしのテレビ番組で「ウルトラQ」ってのがあって、ま、怪獣が毎回でてきて、少年たちが退治したり、仲良くなったりして、実に心温まるテレビ番組で、今、映画でやってる「ウルトラマン」もそのシリーズの一貫なんですが、そこにでてくる「エレキング」にそっくりなんですよねー。多分ですが、この「エレキング」のデザイナーさんは、きっとアメフラシさんとどっかで出会って、そのデザインをいただいたと思うんです。まーだからどうだって話ではありますけど。

あ、調べてみたら、自分の記憶違いで、どうも「ウルトラマン」に退治される怪獣らしいです。つまり「ウルトラQ」にでてくると思っていたのは間違いでしたー。なんと言っても「ウルトラQ」が始まったのは、自分が小学校3年くらいだったと記憶していて、その2年後くらいから「ウルトラマン」に日曜7時のゴールデン帯を譲ったと記憶してますー。誤った情報訂正ですー。エレキングは、検索したらすぐでてきます。

水中は繁殖モリモリです。次はスズメダイくんたちの卵写真ですー  実は、「クロイトハゼ」さんたちの築くピラミッドにも興味があって、今、調査中なんです。一体、どこに卵はあるのか?・・・水中は不思議いっぱい、飽きないですー

ありがとうございまっした。

このページ・・いっつも思ったことテキトーに書いてますけど

 本日も・・ちょっと思ったことの持論展開です。なんでも言えるってありがたいですねー。

 PADIは20年以上も前から、実は環境保全に力を入れていて、いろんな表彰もやっていて、自分は良いことと思っていて賛同してるんです。ラボンバのクルーの皆さんも、けっこうビーチクリーンや水中清掃を実施してくれてて、環境保全を日常的にやっていて、いっつもありがたいなーって・思ってるわけです。

 写真は内容とは関係ない「クロイトハゼ」の作るピラミッドです。かなり興味深い生態です。

 

 さて、この頃は、ダイバー以外の皆さんも意識高くなってきて、浜のごみ拾ってくれたり、捨てなくなったり。すっかり良いことだと感じてます。

 でもねー、「水中にゴミがないこと」が、目標とすると、なんか絶望的なことも多いです。原発排水、工場排水、週末処理の排水・・全部、海に捨ててますでしょ。最後、海に行かずに、消し去ってしまう技術なんてないわけですから、なんでも最後は海んですよねー。

 坊に住んでるお年寄りの人々。家庭の生ゴミを車に乗せて、港にやってきて、捨てる。わざわざ、車に乗せて、捨てにくる。これが普通らしいです。

 先日、キビナゴもらったんですが自分も港でハラワタ出して、港に捨てました。自分も。。。

 うーん、

 原発の処理水って、海に捨てなければどこに捨てますかねー?もし原発やめたら、みんな、エアコン使えなくなって、暑い辛いって言うでしょうねー。皆さんがエアコン使いたいから、原発やめられなくて、処理水が出て、捨てるとこないから、海ってことですよねー。もちろん、エアコンだけではなくてですね。

 原発使わなければ、海は汚染しなくて済むかもしれないけど。。火力発電なら、脱炭素ってのは・・夢ですよねー。再生可能えねるぎーって・・太陽光のパネルって、20年くらいすると、壊れる・・のかな?役目の終わった大量のパネルは山に放置されて、どうなるんでしょうかねー?

 プラスチックが環境に悪いって。。みんな知ってますよね。死んだ亀の胃袋から、ビニール袋が出てきたって、よく聞きますけど。だけど、ビニール袋って作って捨てるのってヒトですよね。宇宙人が地球に捨てにくるわけではない。でもって、ぷら製品は我々の生活に欠かせないです。

 マイクロプラスチックが人体に悪いって。。うーん。作ってるのはヒトですよね。プラ製品の末路は、海か?燃やすか?埋め立てか?仮に再生したとしても、いつかはゴミになりますよね。

 けっきょく、みんな海に捨てにくるわけです。放射能汚染したものも、油も。薬品も。プラスチックも、タバコも、うんこも、キビナゴのハラワタもぜーんぶです。海はゴミ捨て場とヒトは意識の底で認識してるんだと思われます。

 毎日、潜ってますが、水中はゴミだらけです。綺麗な珊瑚の海も、近場の岩の海も。港の泥底も。ゴミを見ないことはないです。

 で、そのゴミが生物の住処になってること・・よく見ます。

 ゴミを作って捨ててるのはヒトで、地球上で、多分、最も繁栄している種「ヒト」はゴミ製造に余念がなく。もはや、その生産物は全てゴミで、それらは全部海にすてられ、それも自然の一部なんですよねー・・どうしたものかなー・・

 今日は終わります。だいたい、自分の妄想みたいなものですから。ありがとうございました。次はもちっと楽しい話題にします。

 

梅雨入りも近くて、そろそろ雨の季節。今日も雨なので、3日坊主のブログ更新しなきゃ。。で、どっかで報告しなきゃと思ってた「愛国丸」の記録。

 

 ベッドから見る滝のような雨は、ちょいと憂鬱な気分になるんだけど、外が明るくなったから、しょうがない・・起きる。

 南太平洋の「チューク」75年前は「トラック」と呼ばれていた。そこの「春島」の朝。自分のロッジから、高さが15mもあるような椰子の木の下を通って、レストランに行くと、自分が最後・・あっちゃ、遅刻。

 飯食いながらの作戦会議で、今日のダイブを決める。午前の一本目は「愛国丸」に潜ることになった。

 『愛国丸」は水深60mくらいの砂の水底に着座する日本軍が徴用した貨客船だ。太平洋戦争末期に空爆で沈没したが、当時多くの将兵が乗艦していたとの記録が残っている。そんな悲しい歴史の船で、欧米人ダイバーにも人気だ。

 南国特有のバケツをぶちまけスコールは終わって、雲の切間からのぞく、もはや高くなった太陽を背に水深20mをさらに降りていく。エントリー直後からすでに艦は見えていて、最浅部は40mくらいで、ブリッジ上部だ。「愛国丸」は上から見た感じでは、ほぼ正立している。が、スターン(船の後部)から見ると少し右に傾いているようだ。

 この艦はブリッジ(艦橋)より前は吹き飛んでいて瓦礫だ。ブリッジと後部は綺麗に残っていて、鳥居型のマストや真っ黒に口を開ける船倉も見える。デッキ面で50mだ。

 数度目の「愛国丸」潜水。今日はチームメイトと少し離れて、最後部の船倉に入ってみようと思っていた。潜水計画では水深55mに15分滞在後、チームでまとまって減圧しながら水面を目指すことになっている。

 ブリッジ上部にとりつく、祭壇が設置されていて、いつもここには頭骨が安置されている。誰が持ってくるのかわからないが、頭骨の他は、ヤカンやら皿、酒瓶のかけらとか、船の奥から出してきた生活用品。

頭骨は誰だろう、この食器はどなたが使用。など頭を巡る。往時、使われていたものを見るにつけ、心が痛い。さらに、成仏しがたい念を感じないわけでもない。

 チームメイトが、ブリッジ下のダンスホールに入っていくのを見ながら、最後部の船倉へ急ぐ。タイムリミットまであと10分程度だ。

 

 

 

 

 ブリッジから最後部までは、約50m。透視度ギリギリで、ブリッジはけぶる感じに見えている。

 

 

 

後部船倉の開口部は、メインの船倉より狭く、とはいえ、5m✖️10m程度なので、入るには、特に問題はない。開口部に設置されたグリーチングを抜け、水平姿勢のままで、降りていく。内部は高さ10mくらい、入り口より広くなっていて、前後に10m、横に10m、深さは7−8mといったところで、開口部以外は上下二段に別れている。最大水深55m計画なので、上段より下には行けないことになる。

 開口部から、船倉上段に入っていくと、光が屋根に遮断されて真っ暗になる。沈船の中では、水中の付着物(動物、植物等いろんな生物たち)のために壁や天井に凹凸ができて光が反射しないから海面からの光の届かないところでは真っ暗になる。

 

 

 LEDを点灯すると船倉上段の床面には75年分の塵が分厚く溜まっていて、自分の僅かな動きでも、軽い細かな沈殿物はフワッと舞う。

 沈殿物が僅かに盛り上がっているところに手を突っ込んでみると、ちょっと硬いものが指先に触るので思い切って引っ張り出してみる。子供の頃に通った学校の理科準備室にあった人骨モデルの中でも一番大きな骨と当時は認識していた大腿骨らしきものを握っていた。もちろん、ここに人骨モデルは無いので、どなたかの遺骨であろうし、かつ同胞のものであることは間違いなかろ。

 遺骨の発見がチームメイトには秘密にしてる目的の潜水であるから驚きはしないが、やはり当時のうら若い青年の死を思うと胸が痛いことは間違いなく・・

 時間だ。浮上開始。

 遠い水面まで約1、5時間の長い減圧だ。ただ、大人しく呼吸を続けるだけなんだ。

 深度に合わせて、呼吸ガスを変えることと、急激に浮上しないことを一番に考えながら、戦後75年経って、いまだにご遺骨が回収されていないことの現状を思うと、敗戦って本当に辛いなということと、遺骨収集って、以前はよく行われていたけど、今は聞かないなーってことを考えてしまう。

         ゆっくりと近づいてくる水面は明るく、希望に満ちている。我々(2018年のダイバー)は上がれば、昼飯にありつくことができる。しかし、1939〜40年に沈んだ船に乗っていた青年たちは、未だ陽を見ることが許されない遺骨たちだ。まだ、これからも、ずーと暗い、もはや動くことのない船の中なんだ。

 

 

 

 ここに掲載の水中写真は、2019年に撮ったものです。陸の写真は2018年のものです。

 内容は2018年にいった時のこと。実は2018年は水中にカメラを持っていくことができなくて、お陰で、十分に色々考えることができたってわけです。

 で、最後は夕暮れの写真だけど、南の島の朝とか夕焼けってほんと、幸せな景色です。けど、この美しい太平洋の島々で、多くの同胞が死んだことを、誰も覚えてないことが、自分は哀しくて。。死んだ連中もおんなじ夕日を見てたのに。(このチューク環礁には、有名な「ジープ島」があります。年間、相当数の若者がジープ島に上陸しますが、トラックの大空襲のことは、ほとんどの人が知りません。)

 確かに日本は、真珠湾を攻撃して、アメリカ人は3000人死んだ。ここトラックでは、米軍の空襲で、1万人近く死んだ(愛国丸には2000人乗っていたという)その後、東京空襲で何人死んだ?そして、広島、長崎で何人死んだ?・・・。確かに、戦争はいけないってことは、よくわかる。でもなー、なんか納得できないのよね。日本貧乏くじ。